沖縄のバナナ。
沖縄のバナナについて調べてみました。
入手が難しい。
沖縄で栽培された小さいバナナは通常、島バナナと呼ばれています。
一般的なフィリピンのバナナより小さく(半分くらい)10本前後連なって売られている事があり、見た目で島バナナと判断できることがあるものの、今は入手が難しく、見かけても1本、または数本程度で売られているものを見かけることがあります。
私が子供の時は時々食べていた記憶はあるものの、大人になってからは気軽に入手できない状況になってしまったので、なかなか食べる機会が無い次第です。値段も若干高いのも購入に躊躇します。
由来。
沖縄のバナナは、小笠原諸島から持ち込まれたのと言われており、その小笠原諸島のバナナ自体は、マレー諸島原産のようで結構な数の品種が栽培されているようです。
他に可能性のある品種としてはフィリピンのラツンダム品種、台湾のルソンバナナとのこと。
バナナや他の果物については、以下の書籍を参考下さい。この書籍にシィクワーサーについての記載もあり、それによると2000年代の沖縄ブーム以降爆発的に生産量が増えたというのは知りませんでした。
引用書籍:地域食材大百科3 果実・木の実・ハーブ|出版社:農山漁村文化協会|編集:農山漁村文化協会|編集:農文協
復帰直後の時期まで沖縄では台湾産のバナナをよく見かけ購入されていたようですが、フィリピン産のバナナが沖縄に入ってきた事で、台湾産バナナも沖縄で見かける事が少なくなったようです。
沖縄で栽培されているものは生食用で加工用の栽培はほぼ無いようです。つまり栽培された島バナナは近くの店や道の駅、市場などでの販売が主ですので、見かけたら購入をお勧めしたいです。
なお、バナナは元々2つの種から広がったようでそのうちの1種類が、
リュウキュウイトバショウ (琉球糸芭蕉)または、リュウキュウバショウ (琉球芭蕉)と呼ばれ、その繊維を取り出して芭蕉布にしています。
協会がある。
気軽に手に入らない理由として、大量生産が難しいとのことですが、その島バナナ栽培の確立を目指して活動されている協会がありましたので興味を持たれたかたは、下記サイトをのぞいてみて下さい。
島バナナ協会の創立者は気象予報士の方で、島バナナの栽培と知名度向上のために大変な尽力をされており、情熱もすごいです。ぜひサイトを訪れてみて下さい。
引用:島バナナ協会
通販。
沖縄で栽培されたバナナは通販で購入できるようですが、発送時期が限られているのと高額です。沖縄に行けない方は購入検討も良いと思います。
「島バナナ」か「沖縄バナナ」で
下記サイト検索にて結果がでます。
島バナナ使用のカップケーキも作られてます。下記は楽天のサイトです。
マレー諸島のバナナ。
マレー諸島のバナナについて調べているときに、とても分かりやすい記事を書かれているサイトを発見しました。情報発信をされている方は現在マレーシア在住とのことで、バナナの写真も豊富に掲載しており、世界地図のイラストにてバナナの進出具合もわかりやすく理解しやすいです。興味を持たれた方は下記のサイトを参考にしてみて下さい。
【意外と知らないバナナの話】歴史&種類とマレーシアの人気品種
引用:Lifestyling Log
まとめ。
沖縄のバナナが貴重な果物になってしまったのだなと何か寂しくさせる気持ちになりましたが、移住される方は本土にいるよりも入手出来る確率は高まると思いますので、移住後の生活上の楽しみとして探して食べるのもよいかもしれません。
読了頂きましてありがとうございました。次回に続く。