仕事がない?就職できない?
沖縄移住をネットで調べると仕事がないというのが出てきます。移住する際の一番の気がかりですので調べてみました。
失業率は高くない。
移住を躊躇または失敗の理由であげられています。まず失業率はどうなのか。男女の完全失業率を調べてみました。(下記の数字は全て執筆時点)
令和4年度、沖縄県の完全失業率は3.2%。男性は3.4%、女性は2.8%、と公表されています。なお令和元年は低い率です。
令和3年度:3.6% 男性:4.1% 女性:2.8%
引用出典:沖縄県統計資料WEBサイト|労働力調査
令和2年度:3.6% 男性:4.1% 女性:2.9%
令和元年度:2.8% 男性:3.2% 女性:2.4%
では、全国平均の完全失業率は、
完全失業率(令和4年度)は2.6% 男性は2.8% 女性は2.4%
引用出典:総務省統計局|労働力調査
また、沖縄県への移住希望者が多い?と思われる東京については、
完全失業率(令和4年度)は2.6% 男性は2.8% 女性は2.5%
引用出典:東京都の統計|労働力調査
上記から、全国平均や東京都よりも沖縄県が高いですが、極端な差では無いようです。数値上では極端に沖縄の求人数が少ないとは言えません。
なお令和5年度の沖縄県の完全失業率は令和4年度より若干高いです。
就職が難しい人の特徴はあるか?
国家資格やそれに近い高難易の資格がない方、特殊な技能や特別な経歴がない方に対して、仕事、就職先が無く難しいと言われているように感じます。
応募条件が資格も技能も不要、またはそこそこの資格やスキルで十分の求人募集だと、待遇がよさそうな会社や仕事内容ほど、応募者同士の競争になり、そのなかから有利な資格などがある方を採用していくのは必然かと考えます。
なので上記のように高難度資格や特殊な技能などをもっておられる方は、沖縄でも仕事探しで有利になり就職できると考えます。
資格や技能などの取得をする以前の考えや意識について、「ジェイソン流お金の稼ぎ方」書籍にて著者の合理的考えが参考になります。著者の経歴をもとにわかりやすい言葉で解説した「代わりを担える人がいない」自分になるためのヒントが得られます。成功者の言葉どおりの考えから始めるほうが良いと思います。
引用書籍:ジェイソン流お金の稼ぎ方|出版社:ぴあ|著者:厚切りジェイソン
沖縄県内企業特有の事情も関係するのか?
沖縄の地元企業か、県外企業の支社や支店か、どちらを就職先とするか考えるにあたり、沖縄の地元企業に限定して探すのはリスクがあります。
有利な資格やスキルが無ければ移住者というだけで不利の可能性があり、逆にそれら資格やスキルがあるからすぐに就職出来ると油断するのは禁物です。なぜなら、
以前は県外の方を積極採用していた会社も、いずれ沖縄から本土へ引き上げるという理由で、数年で退職(多数の移住失敗ブログで言われている3年以内?)するリスクがあれば、移住者採用に慎重な企業も少なからずあるのでは?と考えられ、地元の方を優先する理由のひとつになっている可能性はあるかもしれません。
もしそうであれば「沖縄移住失敗した」と判断して、沖縄から引き揚げて現在本土に住んでいる方々の影響は無視できないです。なぜなら毎年「移住失敗と判断」される方がおられるためです。(何をもって失敗なのかは人それぞれかと思います。)
また、これから移住して就職をしてそれでダメだったら数年で引き上げれば良いとか、沖縄生活に慣れないなら本土に戻る事も有り、という考えが少しでもあれば、本気で沖縄移住を検討されている方々へ影響を与えるかもしれません。地元の方にも影響するかもしれません。そうならないよう移住のための事前踏査は必要です。
沖縄にて就職希望の際は、県外の企業も就職先の候補に含めて、そして有利な資格なども取得して、就職が出来ないリスクを少しでも減らしていきましょう。
沖縄の採用についての調査は沖縄の求人会社が行っています。新卒採用ではありますが、「企業の採用活動計画」調査結果で、会社の採用基準についての参考になるかもしれません。
引用出典:企業の採用活動計画|「はたらく」に、まっすぐ。株式会社求人おきなわ
まとめ。
・完全失業率は高くない
・特別な資格などは有利になる
・就職先候補を狭めない
上記以外の情報として、沖縄県は2005年から現在まで完全失業率が減少し、昔よりも就職先を見つけやすい状況です。しかし少しでも条件の良い就職先を見つけるためにも、移住前に勉強や業務経験のレベルを上げて自身を成長させていく事が確実かと思いますので、お互いに切磋琢磨していきましょう。
読了頂きましてありがとうございました。次回に続く。
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