生活費は足りないか?

移住の前と後
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収入が減れば、預金も厳しい。

沖縄移住後は生活費が厳しくなると言われています。移住後に無理なく生活が出来るのかどうかを、公表されている情報から沖縄県がどの程度か確認してみます。(執筆時点の確定値を掲載)

東京都と比較する消費者物価指数(CPI)

令和5年(2023年)7月分確定値
東京都の指数をみてみます。(2020年(令和2年)=100とした場合)

総合指数:105.5
生鮮食品を除く総合指数:105.1
生鮮食品及びエネルギーを除く総合:104.9

引用出典:東京都の統計|東京の物価

令和5年(2023年)7月分確定値
沖縄県の指数をみてみます。(2020年(令和2年)=100とした場合)

総合指数:107.1
生鮮食品を除く総合指数:106.8
生鮮食品及びエネルギーを除く総合:105.8

引用出典:沖縄県統計資料WEBサイト|消費者物価指数
引用出典:総務省統計局|消費者物価指数(CPI)結果

7月の消費者物価指数が東京都よりも沖縄県が高いです。
数値上では東京都以上の生活費が掛かりそうです。

東京で暮らすほうが経済的余裕はありそうです。

ただし、月により指数の上下はありますので参考程度の数値ではありますが、仮に移住後月収が減少した場合は生活費で使い切り貯金は難しい可能性があります。

そうなると東京暮らしが貯金できるかもしれません。

沖縄のガソリン価格・食費・光熱費等

ガソリン価格は、沖縄復帰特別措置法第80条「内国消費税等に関する特例」により若干低い価格設定になっているはずですが、唯一の県内製油所が2015年稼働を停止した影響で、ガソリン価格が高い地域になってしまったようです。

「製油所閉鎖」で沖縄県のガソリン価格が上昇したようです。

昔は確かに安かったですが、現在は本土と変わらないか高めの時期もありますので「沖縄のガソリン価格は安い」と思い込まないようにご注意下さい。

なお、車に対する自賠責保険料は本土よりも低い額のようです。自動車保険ガイドのサイトにて沖縄の保険料についての記事がございましたので参考にしてみて下さい。

引用:自動車保険ガイド|「沖縄料率」ってなに!?沖縄県の自動車保険料が安い理由!

食品は県外の加工食品や県外栽培の野菜などは県外と同程度か少し高く販売し、沖縄県内で加工の弁当、お菓子、総菜、栽培された野菜などは安いです。

令和3年以降の消費者物価指数(食料)は全国平均より沖縄県が若干高めです。

上記にあげた弁当は沖縄ではとても安く、食費として多く出費をしています。個人で営業している弁当屋がたくさんあり、24時間営業店もあります。沖縄県統計資料WEBサイトにて詳細があります。

引用出典:沖縄県統計資料WEBサイト|100の指標からみた沖縄県のすがた

電気料金は、暑い時期は電気消費量が多く、冬は少なくなるのが一般的なため、沖縄が全国平均よりも高い、低いの判断は難しいです。そして除湿器の稼働、汗ばんだ衣類洗濯のための洗濯機稼働、乾燥機稼働が多いと考えますので、月の電気使用量は移住前より増える可能性があります。

電化製品の消費電力については、コンセントにさせば具体的な数字で電気使用量を確認できる ワットチェッカー / ワットモニター という専用機器が販売されているようですので、移住前に現在使用の電化製品がどの程度か把握すると電化製品購入や使用稼働時間に役立つかもしれません。

沖縄の火力発電依存度が9割のため資源価格による価格変動があります。ガス料金も、季節により使用量が変るため、全国平均より高くなる時期、低くなる時期があります。なお高めに設定されるプロパンガスが沖縄県では一般的です。

水道料金は、全国平均より少し高めですが、大きな差ではないようです。

三菱UFJフィナンシャル・グループサイトにて、沖縄移住後の生活費についてのレポート記事が見られます。2019年前後のデータですが東京都と比較した理解しやすい記事ですので、大変参考になると思います。なお、沖縄本島に移住を想定した生活費レポートのようです。

引用出典:都市部よりも生活費が格安?沖縄に移住を検討している方へ
光熱費の全国的な情報は、上記引用の総務省統計局の情報をご参考下さい。

まとめ。

・生活費は全国と比較しても安くはない

・光熱費は時期や使用量の変動があるので高い安いは判断しづらい

・ガソリン価格は高め

移住前の生活費が沖縄でも変わらないと仮定したら、収入減の分だけ生活は厳しいかもしれません。金銭的な面をシビアに考えて移住をするのか、しないのか、数年後に延期するか、検討することが失敗を回避します。なお一部のブログで沖縄暮らしは出費が減る、と誤解しそうな発言がありますが、節約意識を持ち節約生活が前提の発言ですので勘違いしないようにご注意下さい。

読了頂きましてありがとうございました。次回に続く。

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