気候について。
沖縄移住するも気候に慣れず合わずで移住失敗になりかねないようですが、考えられる可能性を以下に挙げてみます。
台風。
これは説明不要かもしれません。上陸中は危ないので外に出てはいけません。別の記事にも記載しておりますがホントに危険です。2014年は強風で電柱が倒れ、自販機も倒れ、停電にもなるくらいの威力でした。
沖縄地方に接近した台風の数は直近5年間で6か7、2018年は13あったようです(国土交通省気象庁より出典)
気圧の変化で体調を崩す「気象病」や「天気痛」があるようです。低気圧がどんどん発達してできる台風が近づくと体調を悪くする可能性がある方は対策が必要かと思います。台風は毎年発生し沖縄に近づくため、これが沖縄の気候に合わないと言われても仕方ないかもしれません。
梅雨も無く台風も皆無な北海道では逆に「気象病」「天気痛」になる方の割合は少ないようです。
日本医事新報社サイトにて、天気痛についての解説および対策は下記のサイトにて参考になる記事があります。
出典:日本医事新報社|「天気痛」を教えて下さい[学術論文]
湿度が高い。
湿度は常に高い状態と言ってもよいです。晴天であれば外に干せば乾くのは速いですが、そうでない雨や曇り、風が弱い日は洗濯物がすぐには乾かないです。よって乾燥機があるコインランドリーはよく利用されています。コインランドリー店は沖縄は多いです。
室内の湿度については除湿で快適さを保つために、タンク容量大きめ除湿機の購入を検討するか、除湿機能付きクーラー設置、または設置されている賃貸を検討するほうがよいと考えます。
フローリングの部屋だと室内の湿り気が足の裏で感じ取れるはずです。
気象庁のサイトにて、沖縄県の湿度は冬場が低く60%から70%ほど、梅雨の時期に80%から90%ほどになり9月ごろまで80%前後で推移しているようです。
引用:気象庁|過去の気象データ検索
さらに不快な湿度は避けられないのでカビ対策も考えておきましょう。理想はカビそうなものは所持しないです。上記にあげた除湿機はやはり必要と考えますし、所有していればカビの心配は少なくなります。
データとして湿度の数値を確認したい場合は、日本気象協会の不快指数も、沖縄県の気温と湿度の把握でき参考になりそうです。
太陽の熱や紫外線が強い。
冬場(12月~2月)は曇りの日が多く紫外線は弱いです。雨も降りやすいです。日焼けの心配をしない時期でもあります。
沖縄ではこの時期の特に2月、プロ野球のキャンプが行われます。おそらくですが沖縄の方は「よりによって1年で一番天候が悪い2月にキャンプするのは気の毒だな」と思っている方は多いのではないかと思います。なぜなら3月以降、寒さが弱まり、晴天が増え気温も上昇し快適になっていくからです。紫外線も強くなっていきます。
しかし梅雨の時期にいったん紫外線が弱まり、雨も降り湿度が上昇します。この時期のカビ対策は強化です。除湿機はフル稼働を勧めます。
梅雨明け後太平洋高気圧に覆われて晴れの日が続きます。青空が広がる解放感ある時期です。夏場は紫外線が年間で最も強くなります。また太陽の熱も強く感じます。
暑さに弱い方、寒い地域で生まれて育った方、暑さに慣れない方は、移住前に沖縄の暑さを何度か体験しておいたほうが良いです。本土の夏の暑さとは質が違います。
逆に暑がりの方、暑さに強い方は、夏以外に冬場も暑く感じて、クーラーを稼働するかもしれません。沖縄は冬場でも一桁気温になる事が少ない為です。
沖縄の冬は季節風が強くて寒い。
冬になるとシベリア高気圧が張り出しかつ寒気が沖縄に流れ込みます。風が冷たく、強く吹くため体感は寒く感じます。海上では波が高くなります。
かなり重要な事ですが、この風を体験して「沖縄の冬は意外に寒い」と述べて、想像の沖縄と違う事に気づき、移住失敗の理由にされている方がいるようです。
夏場同様、移住前に冬の沖縄に何度か訪れ寒さを感じておいたほうが良いです。しかし別の記事で記載したように、3ヶ月程度の期間が沖縄の冬ですので、本土の冬よりは短い期間と言えます。
まとめ。
・台風の気圧差による体調変化
・湿度対策
・紫外線、熱中症、日射病(炎天下で起こる体調不良)対策
・冬の沖縄は風が寒い
沖縄ならではの気候を事前に体験をせずに移住をすると、失敗の理由になりかねません。移住前に何度も滞在して実感してみて下さい。下調べが移住成功の可能性を上げます。なお数ある沖縄移住サイトであまり指摘されていませんが、高温多湿はシロ蟻発生を伴います。新築、中古一戸建てを購入予定の方は、シロ蟻駆除の費用の検討をお勧めします。
読了頂きましてありがとうございました。次回に続く。