沖縄で食べられる料理。
移住後気づく事のひとつに料理があります。沖縄の料理に飽きるや、気軽に食べられない料理がある事が失敗の理由となるようですので料理について考えてみます。
すしやラーメン。
寿司やラーメンやカレーは沖縄でも食べられます。飲食店で食べられたり、スーパーなどでも販売しているので入手できます。しかしそば粉多め使用のそばや、うなぎ料理、いろんな鍋物、牛丼のような定番丼以外の丼ものは、提供している店が若干少ないため店探しに時間が掛かります。
本土のように「駅近く」や「商業施設」で気軽に食べられない料理があるので、移住後に自炊できるようにしておくと安心かと思います。レトルトなら入手可能なものもあります。
通信販売なら入手までの日数や沖縄県内で提供している飲食店を調べておくと良いかもしれません。
なお、地元のスーパーにて「成城石井」の商品が一部ですが売られています。扱っている品数が徐々に増えているのでそのうち沖縄に「成城石井」が出店するような気がします。
成城石井は無添加商品も売られているのでなかなか良い店だと思います。
飲食店に関しては移住者が増えたお陰で、本土で飲食店を経営していた、〇年修行された方がおられるようですので、昔よりは本土の料理がかなり気軽に食べられる状況が出来つつあります。
2010年代以降、本土のチェーン店が爆発的な勢いで増えたので本土の料理も身近になっています。
アメリカの料理、またはアレンジ料理。
アメリカの食(ハンバーガーやファストフードなど)も食べられます。タコライスや、ポークを使う料理など外国由来の料理を沖縄でアレンジしたものも食べられます。
全国展開のファストチェーン店もありますので、困る事は無いと考えます。
ただこの食生活が普通になった影響からか、太っておられる方やおなかが出ている方が結構見かけます。長寿県のランキングでは沖縄県は順位が下がり続けています。
食べ過ぎに気をつけてと言いたいところですが、所得が少ない方が多い沖縄では栄養価が低く安くておなかを満たすこれらの食べ物にどうしても頼ってしまうため、なるべく食べないようにしよう、とは言えない事情もあります。
郷土料理。
沖縄ではやはり地元の料理、郷土料理が気軽に食べられます。
カツオ節ベースの汁の沖縄そば、脂分が程よく抜けた豚肉の料理、ゴーヤーチャンプルー、ソーミンチャンプルー、島豆腐チャンプルー、パパイヤチャンプルー、中身汁、ナーベラーンブシー(これは煮物ですが煮汁があるので汁物と考えます。濃い煮汁です)などほかにもあります。
チャンプルーという言葉は定義があり、島豆腐を使った料理だけに使うようです。
引用書籍:文化を伝え、地元で愛され続ける 沖縄のこしたい店忘れられない味|出版社:誠文堂新光社|著者:中村 雅之
島豆腐を使わない料理は「タシヤー」を使います。
でんぷん質を炒めることを「タシヤー」と首里では言われていたようです。
島豆腐を使う料理:ゴーヤーチャンプルー
島豆腐を使わない料理:ソーミンタシヤー
しかし、これらを頻繁に食していくうちに、郷土料理が合わくなってくる方々もいるようです。本土の料理が容易に食べられるように対策することも移住者には必要かもしれません。
上記の沖縄料理に使われている今の食材は、昔から使われているものが多数あり、明治時代、特に水産物を中国に輸出していた記録があります。「明治初期の沖縄で実見した物産の記録」として、当時の食材、植物類や、魚介類などのイラスト(明治なので色はついていないイラスト)とそれにまつわる産地や食べ方など当時の資料から沖縄の食材について紹介している「沖縄物産志 附・清国輸出日本水産図説」書籍が販売されております。また巻末に「島豆腐を使うチャンプルー」という考え方がこの当時にあったことが短く解説されております。
引用書籍:沖縄物産志 附・清国輸出日本水産図説|出版社:平凡社|著者:河原田 盛美|編集:増田 昭子
気軽に食べられる食堂が沖縄にはいたるところにあります。パーラーもよく見かけます。これらの店には必ず沖縄そばを提供しているのも沖縄の特徴かもしれません。
まとめ。
・日本食を提供する飲食店は若干少ない
・アメリカ料理(バーガーなど)はどこでも入手可
・沖縄料理が多い
沖縄にいる限り地元の料理が至るところにあり、これを拒否するのは難しいかと思われます。日本食の場合は本土よりも店や食材の入手が気軽とも言えないため、食については飽きる事もあるかもしれないと想定して、移住前に食べていた料理を沖縄でも食べられるよう事前に調べておくとよいかもしれません。料理とは異なりますがパン屋のパンはレベルが高い店が多いような気がします。パンについては別の記事にしていきます。
読了頂きましてありがとうございました。次回に続く。