県外にはないおやつ。
よく食べられているおやつで、沖縄では一般的だが県外での販売はされていない、そんなおやつが有りますのでご紹介致します。
庶民のおやつ。
「沖縄に来た時だけ食べられるものがいい」とか、
「日持ちしない為にお土産に出来ない沖縄ならではのものが食べたい」とか、
「子供にも食べさせられるもがあれば買いたい」とか。
「手ごろな値段で沖縄のおやつ買いたい」など、
沖縄にいれば何時でも買えて、小原がすいた時にちょうど良くて、手軽にパクっとつまみ食い出来て・・・そんなおやつあります。それは、
「ンムクジアンダーギー」
芋を使った揚げ菓子。沖縄のどこの店でも販売してる食べ物です。
ンムクジアンダーギー。
このおやつは、芋のでんぷん(芋くず)、蒸かした紅芋、砂糖を混ぜて油で揚げたお菓子で、いものくずを油で揚げた食べものということになります。
「うむきじ天ぷら」や「芋くずアンダーギー」や「ンムクジアンダーギー」や「ウムクジアンダギー」と若干言い方は異なるものの、同じお菓子です。
沖縄県内のスーパーならどこにでもあり、弁当や総菜と一緒の台に置かれています。
おまたせしました。「ンムクジアンダーギー」です。

形や色は店により異なりウインナー型でくすんだ紫色(彩度の低い灰みの紫色のような)や、まんじゅうのような丸い形もある。形や色に決まりは無く、マッシュポテトやタピオカやもち粉を混ぜるものもある。
色も紅芋の割合により濃い紫、薄い紫となる。
下記画像は別のスーパーで販売されているもの。紅芋をメインで使用しているのでくすんだ紫色である。

1パックで200~300円の価格帯販売が多い。
弁当や総菜のように当日調理のため、消費期限も1日程度しかない。
これはご飯に合うおかずというよりは、おやつという風に私は思っている。
県外のもので例えるなら、総菜売り場で「おはぎ」や「今川焼き」があってもおかずと考えない感覚に似ていると思う。(おかず扱いで購入されている方には申し訳ないです)
ではどんな味なのか。簡単に紹介します。
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食べると止まらない。
まずお箸を使うことをおすすめしたい。油で揚げているので指でつかむと油が指につきます。
いもの香りはするが弱い。食べると柔らかく噛み切れる。餅のような粘りはない。油を少し感じるものの、噛むほどに紅芋と砂糖の甘さ出て、そしてあっという間に飲み込んだら、次を手にとる。食べて味わって飲み込んで次を手にとり今度は一口でほうばり・・・とこんな感じで、止まらないおやつです。
気づいたら全部ひとりで食べていた、という事が平気で起こるおやつです。
この止まらないが問題で、紅芋を使用、砂糖を使用、油で揚げるのでカロリー摂取量が・・・。食べ過ぎ注意問題です。
しかしこれ、沖縄にいる時しか購入できないので、滞在中に食べる量は少ないかもしれません。
日持ちもしないため、その時に食べたい分しか購入できず土産にもできない。
販売額は安く、子供に与えると喜ぶであろう沖縄のおやつ「ンムクジアンダーギー」。
沖縄に来たなら沖縄のスーパーに立ち寄って、総菜売り場に足を運んでみて下さい。
そして「これか」とつぶやいて手に取ってみて下さい。
食べたことあれば「あったあった、これこれ」とつぶやくかもしれません。
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今販売されているものは昔のものと違う。
現在のンムクジアンダーギーは甘いものとして販売されているが、昭和、平成初期に発行された沖縄料理本には砂糖を使わず、塩やだしで味付けし、刻んだニラを混ぜて、形もきれいに整えず油でカラッと揚げてもちもちとカリカリの両方を味わえるようにするレシピが掲載されています。
(昭和に発行された沖縄料理本に写真があるので興味がある方はご覧になってみて下さい。)
また紅芋では無く「さつま芋」を使用しているのも現在と異なる。恐らく濃い色の紅芋の入手がまだ容易ではなかったのかもしれない。
この甘くないニラ入りンムクジアンダーギーは少なくともスーパーでは売っておらず(私は見たことが無い)食べたことが無い。
余談だが紅芋は1年を通して栽培される。
未処理の紅芋を県外へ持ち出し禁止と空港などでポスター張り出をしているが、消毒などの条件を満たせば持ち出せる。しかし手続きと時間がかかりすぎるようで現実的ではない。
フリマサイトや通販でも未処理の紅芋を県外へ持ち出しは厳しく規制されているのでご注意下さい。
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まとめ。
沖縄に訪れたときだけ、滞在中のときだけ食べられる「ンムクジアンダーギー」。
一応調理前冷凍品も通販で購入できるが、本場で調理したものがおいしいです。この場所でしか買えないおやつをぜひお試しください。
読了頂きましてありがとうございました。(人”▽`)